2024年度兵庫県立大学政策科学研究所シンポジウム第1回 日本酒のためのコメづくり~酒造好適米の歴史と持続可能性

チラシによると下記のようになっています。

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日本酒の世界は、その起源が前近代社会であることから、本来的に自然との調和を産業特性として持ちます。日本酒の主原料は米ですが、稲作は温室効果ガスの発生因と抑制因とが混在し、両者のバランスの上に脱炭素社会があることを象徴的に示してくれます。

酒造りでは「心白」と呼ばれる中心の白濁部分が多く、隙間のある品種(酒造好適米)が使用されます。1923年に兵庫県立農事試験場で開発された山田錦は、現在も酒造好適米の優良品種として酒米最大の生産量を誇ります。全国各地の農業試験場で独自の酒造好適米が開発され、製品差別化にも貢献する形で地元地域の酒蔵や日本酒ブランドを支える役割を果たす事例も増えています。

ところが、近年は稲作の単位収量の伸びは鈍化し、他方で担い手の高齢化や後継者不足によって酒米生産の危機的状況が深刻化しつつあります。厳しい市場環境の中にあっても稲作農家等の収益性確保を可能とするため、兵庫県農業を基礎とする魅力ある日本酒づくりについて皆様と一緒に考えていきたいと思います。

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基調講演者:牧 浩之:兵庫県立農林水産技術総合センター農業技術センター所長

パネリスト:本田龍佑(株式会社本田商店) 増原直樹(兵庫県立大学環境人間学部) 佐藤慎介(兵庫県北播磨県民局)

討論者:牧慎太郎(兵庫県立大学客員教授)

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参加無料・秋季企画展観覧券プレゼント

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日時:11月17日(日)14時~17時(開場13時30分)

兵庫県立兵庫津ミュージアム(ひょうごはじまり館3階 研修室)

定員:当日先着100名 事前登録優先

事前登録:兵庫津ミュージアムホームページ内登録フォームから(任意)

※リマインドメールを差し上げます。

※申し込み締め切り:11月16日(土)

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